南伊豆下流の沖磯・オヨ島のメジナ釣り
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新年、明けましておめでとうございます。 2007年もたくさん釣りに行ってこの場をお借りして紹介させていただきますので宜しくお願い致します。 日本列島を強烈な低気圧が通過し、大荒れが続いた直後の10日に静岡県南伊豆の下流の沖磯へとメジナを狙いに訪れてみました。 港に到着し海を見ると波もかなり静かになってきており問題はなさそうです。 私は二人で沖平根という一番沖に位置する磯に渡礁しました。適度な波っけがありいかにも釣れそうな雰囲気に期待が高まります。水温は17、4度 釣り始めてしばらくすると西風が吹き始め波が高くなりはじめました。やはり安全が第一なので地方寄りのオヨ島という磯に移動し改めて釣り開始です。この磯はサラシもほとんど無いような状況で安全ではありますが果たしてどうか・・! 水深は3〜4メートルと浅いので深く狙うことはできません。溝や沈み根があるので集中的に狙います。問題点は取り込みであります。狭い溝や沈み根が点在する中を狙うのでヒット後には強引にメジナを寄せなければタモに収めることはできません。従って、強引に寄せることができるタックルを使用します。(図参照) この磯ではウキを沈めて狙うのは不向きなので「おかだどんぐりプロ・MサイズのB」を選択します。ハリスを2、5メートル取り遊動を50センチ程としてジンタンをハリ上30センチに付けて根際を狙いやすくします。開始早々、フグやウミタナゴがヒットしますがマキエにはこれが大群で寄っているようです。これではまずい・・とマキエは磯際付近のみに入れて少し沖目の根際を狙います。するとエサが残るようになりました。それでもマキエを磯際に入れ続けて狙うと明確なアタリがありヒット! 本命のメジナではありますが25センチ級の尾長メジナです。何匹かヒット後に遂に強烈な引きが来ました! 35センチ程の口太メジナでありますが一度、根に張り付かれてしまいました。これがもっと大きいメジナだったらバラシていたかもわかりません。次は一気に寄せなければ・・! 風が強くなってきたのでウキを2Bに変えて直結部にジンタンを追加して狙います。 ウキ下は3メートルのままで狙い続けるとウキが水中に消えました。アワセを入れると同時にリールを一気に巻きます。すごい重量感が伝わってきますがかまわずにひたすら巻いて寄せます。すると水面下にメジナの姿が確認できました。浮かしてタモに収まったのは40オーバーの良型であり嬉しい1匹です。ヒット後、竿でためてメジナを浮かせるという取り込みでは一瞬で根に張り付かれてしまうでしょう。このような状況ではアワセを入れる瞬間からが大事です。大きさを感じてからでは遅すぎます。一気にリールを巻きますので小型メジナの際は水面に飛んでくる場合もありますが・・これは仕方ありません。 乱暴なようですが私自身が今までに悔しいバラシを多発した結果の対処方なので参考にしていただければ・・と思います。 その後も二人で37〜45センチのメジナを10匹程追釣し、一日を楽しんだ下流の磯を後にしました。 これから最盛期を迎える下流の磯に是非、訪れてみてはいかがでしょうか! 西風に強いので冬の季節風が多いときには狙い目です
山本浩水 |