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「ビックリ編!」
1、釣場は南伊豆・下流の沖磯で最も沖に位置する沖平根でのこと。
朝から釣り始め何も釣れないものの磯際にマキエを入れ続けます。すると磯際の水面下1メートル
程の所に黒い魚体がチラチラと1匹だけ見えます。魚種はわかりませんが40センチ程の大きさです。
マキエをすると磯の影から出てくるのですが際からは離れません。すぐに仕掛けを「おかだどんぐり
0 Mサイズ」(当時使用のウキ)に変更してハリスを1メートルと短くして磯際へとマキエと共に入れ
ます。するとウキか水中へ・・アワセを入れるとヒット!・・・ 強烈な引きに耐え水面に浮かせるとナ
ント! クロダイであります。下流は南伊豆ではクロダイが釣れることは多い釣場ですが最も沖に位
置する磯ではあまり実績もありません。ですから磯上から見た時には夢にもクロダイだとは思いませ
んでした。
大きさも釣友と磯上から見た時には40センチ位だと思っていましたが実際には50センチの立派な
魚体に更にビックリしました。この日は数年前の10月末の釣行でしたが後半にはメジナの44センチ
そしてイシダイの45センチを含み釣友と楽しい釣りができたので今でも覚えているビックリした話しで
す。
2、釣場は西伊豆・松崎の沖磯である松の下でのこと。
クロダイ狙いで訪れた時のことですが8月の暑い日でありました。最初に白根という磯に渡礁して
何とか1匹を釣ることができたのでのんびりと釣りをしていると船長が見回りにきて磯変えをしよう
と言ってくれました。私達は従い松の下という磯へ。釣り始めても何も釣れない中、夏ということも
あり素潜りの人(決して貝などを獲っていたわけではありません)が近づいてきたので海中に何か
いるかを尋ねました。すると30〜35センチ位のカイズが30匹程、6メートル位の所にいるとのこ
とです。(水深は8メートル)
私達は6メートル程のタナを狙っていましたが全く釣れません。1時間程して今度は二人連れの人
が近くまで来たので声をかけて水中を見てもらうと答えは30センチ位のクロダイがたくさんいるとの
ことです。しばらくして三度、違う人が来たので見てもらうとクロダイの他にカツオが泳いでいるとの
ことです。こんな所でカツオ(ソーダ)を釣ったことはないし、嘘だと(人に聞いておいて疑って申し訳
ありません)思って釣りを開始するといきなりソーダガツオがヒットしました。釣友と目を白黒させて
ビックリした出来事でした。 えっ! それからクロダイの爆釣だろ?と思いますよね、普通は。しか
し力及ばず何も釣れないまま納竿となりました。3組(4人)の違う人が同じことを言っていたのです
がマキエを食べている様子もなくそこに居るだけとのことでありました。釣りをしている側からは夢
にも思わない出来事でありました。
3、釣場は伊豆諸島・式根島のキクガ長根という磯でのこと。
数年前の11月後半に式根島に12名で尾長メジナを狙いに訪れました。私は最後に3名でキクガ
長根という磯に渡礁しました。(初めての磯です)強風が吹く中、私は正面風を受けて釣りをしますが
磯際から出るサラシで良い雰囲気であります。それでもあまりにも強い風の為、大型のウキが必要
であり「アルファエンスイ・Lサイズ」をセットして狙います。(このウキはどっしりと安定して仕掛けが
浮きにくい特徴をしていますので強風時には使いやすい一品です)サラシと当て潮がぶつかり水中
にウキが潜ると面白いようにヒットしてきます。サイズは小さいものの尾長メジナやイサキ釣りを楽し
んでいました。その後、釣れない時間が続きますが磯際に潜り込む状況は変わりません。
しばらくすると強烈なアタリが竿まできました。一気に下へ下へと引く力は強烈で大型尾長メジナに
違いありません。ラインを出さずに耐えますが限界です。仕方なくリールのレバーを緩めましたがや
はり失敗でした。
根に張り付かれてしまい全く動きません。それでも大型が何度もヒットするはずもないので持久戦で
動き出すのを待ちます。しばらくするとどうにか動き出し磯際を右へ右へと回り込みます。私は引きず
られるようについていきますが全く磯際から離れないので本命だと期待が一層高まります。
それでも遂に力が弱ってきたので少しずつ距離を詰めて浮かせるとナント正体はピンク色のマダイで
あります。70センチオーバーの見事な魚体であり嬉しいことは嬉しいのですがマダイは掛けると一気
に沖に走る! という風に信じていましたし、今まで釣ったマダイはやはり走ったことがほとんどであり
ました。
磯際でヒットして根に入り、その後も際から1メートルと離れずに下へ引くだけの魚がまさかマダイだ
とは夢にも思いませんでした。今まで磯際で正体不明の相手に出会い、痛い目を見た経験は多数あり
ますがその中には本命の尾長メジナの他にマダイも含まれているかもわかりません。その他にもイス
ズミ、イシダイ、サンノジなども多く含まれていると思いますがその日からマダイは沖に走るということば
かりではないことを、身を持って経験した出来事でした。
山本浩水
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