近藤有朋のお勧め釣法
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釣法・近況 「フィールド645【R】」 このウキが市場に出たのが平成9年ですから、まもなく10年目を迎えようとしています。ネーミングは、九州は五島列島で試作プロトを使い、TVカメラの前で自ら釣り上げたクロダイの大きさ(64.5cm)にちなんで付けられたものです。日本記録は拓寸70pのクロダイですが、映像媒体に収められた中では現在も一番と伺っています。 5年前にパイプ径を2〜3mmへの変更・素材を桐からバルサに変えウェート増とし、【R】(リニューアル)としてモデルチェンジをしましたが、基本とする形状は従来のままです。 普通10年もすれば廃盤になるのですが、爆発的な売れ行きはないけれど、コンスタントに注文があり、「息の長いモデルだよなぁ〜」と製作している岡田氏から聞いています。考案した私自身も、釣具店さんのウキコーナーを覗いて感じている次第です。永く愛用いただいている方がいらっしゃることは、誠にありがたいことです。 愛用の仲間から、「形状を若干変更して」という声も稀に聞こえますが、私自身その必要性が感じられないので現在のスタイルとしてゆきたいと思っています。 ウキの基本形は、涙型・上ぶくれ型・下ぶくれ型・丸型の4タイプが基本であり、これに味付けをし、それぞれの特徴を出しているのは皆様ご存知のとおりです。「フィールド645」の形状は、上ぶくれ型の片張りのシェイプで、ヘッド面の傾斜を緩くとってあるのが特徴です。 このシェイプゆえ最も効果の出すシュチェーションは、ややウネリがある時です。ウキを浮力ギリギリか、僅かの余浮力になるようナマリ調整して使うことがポイントです。波頭に乗らずにウネリの中を進むイメージングです。最波高ではウキから下の仕掛けがピンと直線状に張られ、次に来る波の落ち込みでも直線状態をキープしたまま下がるのです。これが魚からのアタリを誘発し、捕らえやすいと感じています。 同じ体積で同じ自重でも、ウキの形状によってそのウキが背負えるナマリ重量は異なるのです。先日岡田氏と車の中で話しをしていて気付いた点でもあります。 ですからこの「フィールド645【R】」のような、型張りタイプのウキは海面に浮かした状態で使うのがベストで、沈め釣りは苦手な分野となるでしょう。沈め釣りをする場合は下ぶくれタイプがいいのではないでしょうか。兼用だったらどんぐり型と狙い方によってウキを交換する。これも釣りの楽しみのひとつです。 |
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