どこがいいかなァー、どこでも釣れそうだけど?・・・」



能生・平島全景




「頑張ってます・・・だけと゜!?・・・」えびす釣具店の若
旦那、川野洋充さん




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(24時間営業)
 
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拝みの一匹!・・・「やりました」

「チョー久しぶりの能生・平島。クロダイはいずこ?」

仕事の都合で平日にポッカリ休みを頂けた。前日に海況を確認すると凪もいいらしく、天気予報も晴天。急な休みだし、さすがに平日に釣りに付き合ってくれる仲間もいない。「ノンビリ休日を満喫するかぁ」と12月2日、オキアミの解凍をお願いしておいた、いつもの糸魚川市「えびすつり具店」に立ち寄り、えびすのオヤジさんと2時間話し込み、気が付けばすっかり明るくなってしまった。そこへ夜釣りから帰ってきた若旦那の洋充君が合流。アジしか釣れなかったらしく、「土屋さん、何処行くの?ボート出すから磯行こうよ!」とやる気満々。若旦那も確かに工房のメンバーだけど、「アホの仲間達」に載せるには少し気が引ける好青年。だけど・・まっいいか。

予報は晴天ベタ凪とあって、向かった先は能生海岸の平島。ここは海面まで50〜60p程しかなく、この季節に乗れることは稀な一級磯。少し吹く風が気になったので、チョボは避けて一番大きな磯に乗ってはみたが、期待を裏切り、本命の沖向きは時々大きな波が被っている。陸向きに釣り座を取ったが、潮はあっちにフラフラ、こっちにフラフラと落ち着かない。エサも取られず、2ヒロ半から始めたタナは竿2本近くになっていた。時折足裏サイズのメジナが掛るが楽しめる程の数ではない。洋充君もかなり苦戦しているようで、愛用のトーナメントSPをあれこれ替えながら探ってはいるが・・・。

チョッと早いがランチタイムを取り作戦会議。(もしやクロダイのタナ、かなり浅くて付けエサ通過・・?)この頃になると低い磯を波が洗い出し、釣りができる時間もあと1時間ほどか?洋充君はズブ濡れ覚悟の沖向きへ。ワタクシはアルミエンスイMの0.ハリス2ヒロにジンタン6号を2段打ち。(時間も無い、お願い)拝みの一投。サラシの先でビンビンに張ってアタリを待つ。この様な釣りにはドッシリとフラつかないアルミエンスイが頼りになる。エサがゆっくり落ちるのを確認しながら、わずかにラインを送ると黄色のマーカーがスピードを上げ入っていく。アワせるとズッシリとした独特の引き。願いが叶った本命は45p!それを見て戻ってきた洋充君のバッカンの中は、被った波で水を十分追加している模様。「そろそろヤバいですかねぇ?」と言いながらも頑張る洋充君。彼の気持ちは十分判る。乗る前ワタクシに「平島乗ればバンバンだよ!」と空気をパンパンに吹き込まれているのだから・・。頑張ってはみたが、満潮も近づきもう限界。撤収! 陸に上がり片付けをしながら、「今日は釣れなかったけど楽しかったぁー」と夜からの疲れも見せず、晴れやかに笑う君はなんて素敵なんだ。「君は釣り人の鏡だ。今回は残念だったけど、もうすぐ寒チヌシーズン。次回はきっとバンバン釣れるよ」・・たぶん?