アホなオヤジ達のゴールデンウィーク

「激(痛)磯  痛いよ〜!」

4月の健康診断で、予想はしていたがメタボを指摘され、さらに脂肪肝であるので、食生活などの改善をしなさいと言う女医さん。まぁ、確かに最近は、体の動きが機敏ではないけど、揚げ物大好きなワタクシから、フライや天ぷらを取りあげたら何を食べたらいいのですか?ヨシ!ココは健康的に美味い空気をタップリ吸って魚でも食べよう!それなら、釣りだ!釣り。
5月3日、埼玉の北村さんと群馬の角田清隆さんが、「美味い魚を釣らせろー」と長野支部の不健康な面々と合流。低気圧が迫って来てはいるけど、能生の八つ割れなら何とか釣りができそう。エイハブ船長こと、熊谷さんも海賊船を新調して、この日が初出船。お祝い用の赤い鯛は無理でも、黒い方は間違いないだろうし、大きいヤツも期待できる磯。斎藤支部長、エイハブ船長、北村さん、角田さん4名は、実績、型ともに抜群の通称ヒヨコへ。ワタクシとエロダンディー山岸氏は越山丸前の磯。サラシもほど良くコンディション良好。コマセをサラシに乗せハエ根際に運び、ハエ根際で仕掛けを落ち着かせる。ウキ下は2ヒロ半。フグに取られていたエサが残るようになったので、さらに半ヒロ下げたウキが、スルスルっと勢いよく入る。ハエ根をかわして海面に浮かした黒鯛はまずまずの良型。タマを取ろうと振り向くと、タマが足下に無い。一度フリーで糸を出し、玉を手に取り振り向くと・・、あれ?左足の下がスカスカ・・? 体はすでに転倒寸前!おもいっ切り左足を伸ばし一段下に突いたとたん、左足太ももから電撃が???。「痛いよ、痛いよ〜」子供みたいな声を発しながら取り込んだ黒鯛は47p。「肉離れ起こしたぁ〜、痛いよ〜」と情けない声を出しているワタクシに、山岸氏はチョコレートを食べながら、「あ〜あ、これは地着きの黒鯛だ。乗っ込みのじゃねーよ」といたわりの言葉は無い。「今日は気分が良いし、大漁間違いないね」とニコニコ。痛い足を引きずりながらサラシの先を狙うと、今度は乗っ込みらしい銀ピカの40p。足は痛いが釣れると嬉しくて笑顔になるこの矛盾。(バカだねー)。ヒヨコも角田さんが大型を釣ったようで、北村カメラマンが写真を撮っている模様。足が痛くて、そろそろ休憩しようかなぁーと思うとヒット。山岸氏もデカイヤツを掛けたがハリ外れでのバラシ。いつ急変するか判らない海況と、この好時合い。5枚釣り上げた頃から痛さMAX。ヒヨコも快調に竿が曲がっているから、「帰ろうよー」と言い出しにくいし。(早くドシャ降りの雨降れー、風吹けー、うねりカモーン。)磯の上にヘタリ込みながらも、ワタクシの念力は抜群で、午後までは大丈夫!と皆が信じていた西風が吹き出した。ウネリも少し上がり出し、低い磯では波が洗っている。熊谷さんから電話が入り、「チョッとヤバそうですね、上がりますか?」とのお誘い。ワタクシとしては願ったり叶ったり。車に戻ると波はアッという間に低くなり、穏やかになった磯が見える。(俺の念力すげぇー)、ラーメン屋で昼飯を食べながら話しをしていると、薬を口にする北村さん。どうも膝痛が激しく、痛み止めの座薬まで入れて釣りに来ていると言う。(何もそこまでして黒鯛釣らなくても・・。)皆さん、やはり釣りは健康体の時が一番楽しいですよ。健康管理と釣りの前には準備体操忘れずに。

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