伝統の沼津釣法で狙う真夏のクロダイ




毎日暑い日が続きます。

夏の夜風に吹かれながら、名竿 沼津竿での黒鯛釣りを紹介します。
まずは、沼津の黒鯛釣りから〜

沼津周辺では昔から黒鯛釣りが盛んだったそうです。堤防には、連日釣り人が肩を並べて黒鯛の数釣り勝負が行われていました。そこで生まれたのが、沼津釣法という、小型両軸リールを使用した竹竿での釣りです。
竿は、淡竹、黒竹、矢竹、熊笹を材料に作成した二間四尺から三間位の長さの10本継ぎの中通しの竿。
沼津での三大竿師 高田、 竿茂 、竿正、と言った竿師がいたそうです。
今ではなかなかの貴重品で、調子は6:4の調子です。リールは両軸で逆転の出来るラチェツト付き。俗に言う黒潮リールを使用します。
釣り方は、ダンゴのぶつ込み釣り。フカセ釣りが変化した釣り方でオモリでエサを底に沈めるが、
エサを少し浮かせてアタリを待ちます。その為ハリスは30cm位で短いです。
エサは、基本、さなぎの粒を使用し、撒きえさには、さなぎのミンチを赤土に混ぜてダンゴにします。
簡単でしたが説明です。さて、釣りの準備ができたので、黒鯛釣りにお出かけだぁ〜・・・本日の釣り場は、西浦!!!・・・つけエサはさなぎの粒を使用します。早速、釣り場に到着し、釣り開始!・・・ワクワクです。撒き餌を練りこんで、ダンゴを10個ほど作り、釣れますようにと、願いも込めてドボン、ドボンとポイントに投入して準備完了・・・いざ一投目投入ブッコミ釣りなのでミチイトを張り竿先でアタリを取ります。何投か手返しをすると竿先に微妙なアタリ!・・・キタかぁ?・・・3cm位穂先がおじぎした所で合わせを入れると来ました。銀ピカの黒鯛君で竹竿での引き味はなかなかのものです。じっと竿を溜めているだけで魚が浮いてきます。これからが沼津の黒鯛シーズンです。10月位まで楽しめますよ。
                                
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