リニューアルされた万集丸は安全、快適になった

ウキ工房では2022年7月中旬に西伊豆の田子・青根で採取した海水を基準にして浮力設定をしている。この時の濃度は3.4%だった。 8月下旬の濃度(表面水温27.5℃)・・・濃度計の針は振り切れていた 今回(10月21日)の濃度(表面水温24℃)下がったとは言え海水濃度は4.0%で若干高かった。



全国平均の濃度
クチブトが居ない??

 行けば40Cmアップは当たり前、中型の35cm~39cmではいくら釣ってもボース!・・・これが最近までの田子磯での常識!・・・40cmオーバーが10尾なんて事も何度かあった田子磯だが昨年の秋頃からは徐々釣果が落ち始め、今年の寒グレから梅雨グレシーズンにはクチブトは姿を消し、40cm~43cmの尾長グレが1~2尾になり、7月下旬には35cm前後の中型は上がるが、田子ルールではとうとう2連続ボーズ!・・・ 猛暑で水温は27℃を超えたのが原因と思えたが、8月初めにある釣友から「000のウキが沈まない」という連絡が入り、明日までいるとの事で出かけ、その釣友と3名で青根に渡った。なぜ青根かと言うと浮力設定用の海水は青根の海水を持ち帰り浮力設定しているからだ。おそらく連日の猛暑で海水の塩分濃度が上がっていると予想できたため海水濃度計を持参してさっそく測って見ると濃度計の針が振り切れている。 「まさか!!!」 濃度計が壊れたかと思いペットボトルの飲料水で測ると0を示している。そこで海水を少し補充するとハリは上昇する。壊れてはいないようだ。 いくら猛暑で海水が蒸発しても、まさかここまで濃度が上がっているとは驚きだ・・・! 当然000のウキはプカプカ浮いている。ジンタンの7号のガン玉を付けると本来の000の沈下を始め、このような場合の対処法としてカン付きだけだがウキのトップの穴に糸ナマリや電気のヒューズを入れるなり、ウキのボディー部分に板ナマリを貼ることを提案して理解して頂いた。 そして猛暑の夏からいきなり冬に様変わりした10月21日、再び青根で測ると濃度計の針は4.0%に若干下がっていたがまだまだ高い。しかし、徹底的に磯ギワを攻めていると25cm~30cm、35cmと徐々にサイズアップし、41cmそしてこの日最長寸43cmが上がったところで納竿したが、すべてオナガでクチブトは釣れなかった。水温が下がる寒グレシーズンはクチブト混じりで良型が期待できるだろう。 問い合わせ・渡船
西伊豆・田子万集丸 090-4201-0017