右の高台が今回、私の釣り座で潮位が高いときの船着け場 | 雌島の灯台のために作られたコンクリートの船着け場だか現在は 壊れてその姿はない。 |
尖った来な島が雄島。北村さんは雄島との水道を狙ったが我々の甘い ワナにハマって戻ってきた。 |
「数釣りなら任せて!」・・・中型を連発そしてバラシ連発の角田さ んも撤収間際に40cmアップを上げて「やっと仲間入り出来ました」 |
体力、知力・財力は私よりも数段上の北村さんで、いつもなら脚で 稼いて良型をものにするが、この日は泣きの40cmにタメ息連発! |
長寸46cmでこの日の最大魚だか・・・「サンマみたいだ」 |
体高があり強烈なパワーだったメジナを見て「太ってて動きが にぶいから獲るの楽だったでしょう」だって! |
昨年、タモを流し「タモ無し釣行」で楽が出来たがさすがに 最近は気まずくなり、この日は自分のタモを使用したがシマ ノの新製品「臨海SP・タモの柄」軽くていいですよ! |
足場優先・黄昏ジジィの釣り日誌 西伊豆・田子は只今メジナ乗っ込み中! 今回は(岡田)が報告します。桜満開の4月9日(火曜日)、明け方3時に仕事場の駐車場で北村さんの愛車に乗り込む。 「角田くん、めまいがするのは血糖値かなぁー」とか「血圧がさぁー」とか体調の話から始まる。と言うのも角田くんは若い頃、色々な病気を経験し、時には雑誌の取材時に磯の上で注射をしていてヤバイ奴と思われたり、神津島の磯の上で血糖値が下がり意識不明になったこともあるツワモノで、政治家の言葉ではないが「病気の総合商社」と呼ばれるほど病気を経験しているため、病気には詳しい!・・・この角田くん、新米ジジィで60歳だが歳をとってから元気になった変わり者でいつも車中ではそれぞれの病気自慢で盛り上がる。 肝心な釣りだが早朝はウネリが残るので7時渡船開始の予定だったが6時少し前に着くと平日なのに我々を入れて10名ほどの釣り人が準備をしている。7時過ぎに港を出て足場優先の我々は「雌島の船着け場」に降りる。私と北村さんはこの釣場は2回目だが初めての角田くんは・・・ 「えっ、めちゃくちゃ浅いですよ。根だらけですよ。掛けても取れないよ」 「いや、根の数だけサカナは多い、心配するな」 無理もない、初めてではそう思って当然で、海底は大きな岩がゴロゴロして干潮になったら釣りにならないような釣り場だ。 船着け場の先端は満潮で被っているため、私はすぐ脇の岩場に入り、角田くんはその隣の高いところで開始する。そして北村さんはいつもの徘徊!?・・・いや、失礼、釣り座探しが始まる。しかし、いつも思うがとても60代後半とは思えない健脚でここは特に大きな岩が海の中と同じでゴロゴロ転がっている中をひょこひょこ歩き、姿を消した。 北からの風が吹いているが釣りに支障はない。その風でウキは右に持って行かれるが下潮は動いていない。1.5ヒロで始め、2ヒロ、2.5ヒロとタナを探るがエサは残ってくる。2時間ほどして角田くんは30cmほどのメジナが来るが最初の釣り座に見切りをつけて潮が下がりどうにか立てるようになった船着け場の先端に移動するがアタリは無い。 この状況が上向いたのは昼近くになったときだった。 このころになると1.5ヒロのタナでもエサがまったく残らない中、突然ウキが少し入り止まり、15〜20秒ほど待つと更にゆっくりウキが引き込まれ、アワせるとかなりの手ごたえで40cmアップを確信する。25メートルほど先で喰ったため、大きな根に気を付けて取り込むとマツコデラックス並みの体高のある44cmだ。 これを機に角田くんの竿も曲がり始めるが35〜37cmのいわゆる「乗っ込みサイズ」だ。 下り潮も僅かだが流れ出し、角田くんのポイントに近づくと35〜6cmが食って来たため、狙いを潮上に40〜50メートル変え、潮が引き頭が出そうなシモリ根の点在する中を狙うと最初よりもパワフルのメジナがヒット!・・・足元の直径3メートルほどの大きな岩が関所のように2つ並ぶその30cmほど隙間を通してタモに納めるとこの日最大の46cmの嬉しいサイズだった。 一方、角田くんは相変わらず中型が入れ食い状態でときどき良型も掛けてはいるがキャッチ&リリースではなく、ハリ外れやラインブレークでリリース!・・・本人は「バラシじゃない、テモ入れの手間を省いただけ」と強調するが世間ではそれをバラシと呼ぶ。それにあやかろうと北村さんも徘徊後にたどり着いた釣り座から汗ビッショリになり戻り、角田くんの隣で竿を曲げているが型はイマイチで40cmアップしないようだ。 それでも2人とも納竿までには泣きの40cmを取り込んで終了!・・・角田くんは活かしバッカンから35〜37cmを15匹ほど磯上がり間際にリリース、出遅れた北村さんも同サイズリリースして帰路に着いた。 報告 岡田 進 |