能登梅雨チヌ練りエサ決め手!

大雨で氾濫した川ではありません。夏の野々木鼻はこんな釣り場です
40cm、38cmそして48cmとこの日の絶好調男・鈴木哲也 福島のヤンチャ坊主は初日40cm、2日目も同サイズを上げる。
渡部 洋の
安定した釣果には、脱帽だ。
歳のせいか最近は酒の量は減ってきたが、その分、釣果は伸びてい
るようだ。秋野 豊の初日は40cmを頭にワッペンサイズまで計
5尾
「歳でウキが見えないから際狙いなんだ」と秋野にイジメながらも
「型では譲れない」長老は42cm

梅雨時の能登遠征釣行

梅雨真只の中、7月4日(土)・5日(4日)に能登遠征釣行を行なった。
4日午前2時に北陸道・有磯海SAに集合し、岡田進氏・秋野本部長・福島支部・茨城支部・関東支部のメンバーらと能登半島日本海側の大沢漁港へ。現地にて富山支部メンバー2名と合流したが、前日渡船の船長に連絡をとり海の状況を確認して、若干波があるが、明日は落ちるだろうということで来てみたが、意外に「ウネリ」があり渡船はムリとなり急遽、穴水の麦ケ浦に移動(約30分)して出船。野々木鼻に行ってみると、水位は足首より若干上で、高いものの竿を出せる様だ。5月の下旬に来た時は磯と海面がほぼ同じぐらいだったが1ケ月過ぎ水位が20p程度上昇したようだ。
野々木鼻先端付近に福島の国井氏が渡り、次に「くるみの木下」に茨城の鈴木(哲)氏と自分が、少し離れたその奥(大岩)に福島の渡部氏と埼玉の鈴木(勝)氏が渡る。
この時期、水位の高い野々木鼻ではビールケースは必需品!・・・このビールケースが荷物置き場なるのだ。当然、足元はブーツが必要だが、シューズ組の岡田氏・秋野氏と富山支部の鍋城氏・鈴木(透)氏は、釣り場を探して湾奥に・・・ しばらくコマセを撒きエサ取りと悪戦苦闘していると、隣の釣り場の国井氏が36cm程のクロダイをゲット。その後、風が沖から湾奥へと緩く吹き始めたのでチャンス到来かと思うが相変わらずエサ取りとの戦い。すると、反対側の沖向きで竿を出していた鈴木(哲)氏が際狙いでタナ2ヒロの浅ダナで40p程のクロダイをゲット。
そして自分にも当たりがあるものの痛恨のバラシ(いつもの…笑)。その後、鈴木(哲)氏は48p・35pとゲットしたが自分は25p程のクロダイとマダイの各1尾ゲットしたのみ。
大岩に入った、渡部・鈴木(勝)組は渡部氏が40p程のクロダイをゲットしていた。

4時撤収の時は水位が膝下当たりまで上がっていたが、ブーツの上からカッパズボンを被せ、裾のマジックテープをしっかり止めていると意外に海水が入らない。又、撤収時船に乗っていると、イルカが4〜5頭程船の舳先の下を泳いだりしていた。船長曰く、住み着いているとのこと。しかし、磯に回ってくると厄介者になる。一方、ブーツを持参しなかったシューズ組はと言うと・・・
ここからは岡田氏が報告

(ここから岡田レポーター)

「アイツらバカだよな、あんな腰も下ろせない所に入って!・・・すぐに泣きが入るぞ」と言って私らブーツ無い組は湾奥に向かい、現在は使われていないが、荒れ果てて草ボウボウの田んぼの護岸、と言うより田んぼの土手に4名で降りる。
足元付近は水深50cm程度でダラダラと落ち込み30mほど沖は7m前後で足場がコンクリートの渚!?・・・昨年の6月には一面の海藻で埋め尽くされ取り込みに苦労しながらも50cmアップを頭に大釣りをした釣り場だが、今年はまったく藻はなく、かろうじて私の髪の毛程度に生えたアマモ(海藻)が数か所あるだけだ。

フグ、アジ、木っ葉メジナに遊ばれること3時間、私の潮下(左)の秋野がクロダイを上げるが手のひらサイズだ。

エサは当然、練りエサ・・・マルキューの「喰い渋りイエロー」で沖目を狙い、落ち込みで喰ったようだ。これを見て私は56m先で水深2.5m前後の浅場を狙うと42cmのまずますサイズがヒット!・・・やはりデカイのは浅場で喰うことが多い。エサは「高集魚レッド」を底に這わせてのヒットだ。この後、喰いは続くものと思われたが1尾上げると再びエサ盗りで1時間ほどするとエサ(練りエサ)が入りヒット。この繰り返しで納竿の4時まで好転することもなく25cm〜40cm前後まで秋野と2人で10尾ほどの釣果で終わる。

(再び北村レポ−ター)
5日は富山支部のメンバーが3名追加し昨日と同じ麦ケ浦へ。そして、鍋城氏・国井氏・鈴木(透)氏・富山支部の森支部長・萩野氏の5名は、「牡蠣筏からのフカセ釣り」ということで船長所有の「牡蠣筏」へ。

富山支部の馬場氏と自分は、昨日岡田氏が入った「護岸堤」に。ここ護岸堤は、エサ取り(小アジ・フグ等)が更にヒートアップしオキアミはもちろんのことネリ餌も親指大以上の大きさにしても全く持たない状況が1日続き、完敗。
一方、中居の離岸テトラにあがった鈴木(勝)氏・渡部(洋)氏は、30p〜40cm前後のクロダイをそれぞれ5〜6尾釣り上げ、石積みに入った岡田・秋野氏組はワッペン〜35cmまでやはり貧果だと、ボヤきながら船に乗り込んできた。カキ筏組は40pを頭に3〜4尾程度の釣果で、やはり本来の能登の海では無かった。
今年は、「藻」が少ないのが原因でクロダイも少ない。そのためエサ盗りの小魚が好き放題にエサを取る。とくにメジナは異常なほど多く、釣果も思うようには得られなかった。

道辺渡船 рO768-52-0696          BACK