たまにはこんな釣りもやってます
東京湾の「ショウサイフグ釣り」

たまには、こんな釣りにも行っています。
磯では憎き「エサ取り!」船では大歓迎の「本命!」

東京湾の「ショウサイフグ釣り」

今年の夏も昨年に引き続き猛暑になり、また、台風や豪雨も多く各地で多大な被害をもたらせました。数年前から「異常気象」と言われてきましたが、だんだんと「異常」ではなく感じてしまうのは私だけでしょうか?

思えば約20年前。私が細かった学生時代には、夏でも最高気温が40℃を超えることは記憶になく、「夏日」と言われる最高気温が25〜30℃程度。その後、数年ごとに最高気温が30℃を超えると「真夏日」と言われ、今では、35℃を超える「猛暑日」と言われるようになってきました。と、言う事は・・・

ここ約20年で、少なくとも私が住む関東地区では、夏の最高気温が約10℃上昇している事になります。そうなると、この先、約20年後はどうなることやら・・・岡田さんに連絡すると「今年は暑いから、磯釣りに行くのは涼しくなりそうな9月・10月になってからで良いかな?」と言われたこともあり、暑いシーズンの磯&渚釣りはお休みする事にして船釣りをする事にしました。

相模湾でのマグロ釣りなども行ってきましたが、今回は「エサ取りの習性を勉強するため?」に釣行した「ショウサイフグ釣り」のレポートです。
 以前から興味があった「フグ釣り」磯ではエサ取りとして天敵ですが、種類によっては高級食材として美味で有名。特に「トラフグ」は言わずと知れた高級魚ですよね。
 そんな高級食材のフグの中でも、船釣りで手軽に狙えるのが「ショウサイフグ」で、東京湾を始め、外房・茨城地区などでも人気のターゲットになっています。

そんな、東京湾で狙うショウサイフグ釣り、通称「湾フグ」釣りに足を運んだのは9月16日。今回は、東京湾での釣りと言う事で船宿さんへ行くのも車で一時間程度と近いのが嬉しい。今回、お世話になったのは浦安にある「吉久」さん。

 出船時間の一時間前に宿に到着すると、今、シーズンを迎えている「ショウサイフグ」「タチウオ」「アジ」などを狙う船釣りファンで賑わっていました。
 受付を済ませてから釣りの準備を終えて、船に乗り込みます。船は、定刻通り朝7時に出船し、航程1時間程度で大貫沖のポイントに到着しました。

湾フグの仕掛けは「カットウ仕掛け」と言われる中通しオモリ10号を使用した仕掛けの上に、「食わせ仕掛け」と言われる仕掛けをセットする二段仕掛けが基本。場所や状況により、カットウ仕掛けだけにしたり食わせ仕掛けだけにしたりという調整もできるスグレモノ仕掛け。釣行することになったのが休みの直前だったため、カットウ仕掛けは市販の仕掛けを購入しましたが、食わせ仕掛けは、「金龍・丸海津11号(金)」と「サンライン・ベーシック船ハリス3号・4号」を使用して自作。それに、食わせエサとして「マルキュー・くわせオキアミSP」と「特選むきエビ」をセットしました。

「水深約10m、どうぞ、やってみてください」との船長からの合図で仕掛けを投入。

開始早々から数回アタリがあるものの、なかなかハリに掛からないフグに手を焼きながらも、なんとか本命のショウサイフグをキャッチ。ファーストヒットは上に付けた食わせ仕掛けに食ってきました。その後も食わせ仕掛けとカットウ仕掛けでコンスタントにショウサイフグをキャッチしていくなか、突然!強い引きが!!慎重にやり取りして上ってきたのは良型のカワハギ。その後も、大型のアジ・サバなども食わせ仕掛けに食ってきた。

食わせ仕掛けに、オキアミやむきエビを付けているからか、美味しい外道が釣れ上がるのも、この釣りの魅力かもしれない。同行した釣友には巨大なマゴチ、他のお客さんにはカサゴやマダコなども釣れ上がっていた。

 釣れない時間帯もありましたが、船長や釣友のアドバイスのお陰で釣果を重ねる事ができ、約30匹のフグに美味しい他魚も混じりクーラー満タンの魚をキャッチできました。

 フグの内臓や皮やヒレには毒があるので、船宿に戻ってから専門の免許を持った調理人の方にフグを捌いて頂き、綺麗な身だけを持ち帰るのがルール。その分、帰宅してから簡単に安心して調理ができて美味しく頂けるのも、このフグ釣りの魅力でもある。美味しいフグを「お刺身」や「唐揚げ」「塩焼き」で・・・と、フルコースでたらふく食べてしまったので、私のお腹も今まで以上に「フグ」のようになってしまったのは想像がつくでしょう。

しかし、今回の釣行だけではフグの習性が理解できなかったので、また時期を見て釣行したいと思っています(笑)

釣っても面白く、食べても美味しい、しかも多彩な美味しい外道も釣れる「フグ釣り」はオススメです!!でも、もうそろそろ「ウキ」を使った釣りに行かないと怒られそうです・・・
                                                   鈴木勝也

     
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