「俺は、釣りの前のおしゃべりが大好きなんだよな〜」という土屋さんも竿を出せば”本気モード・・・”


 須崎の地磯「尾山」へ渡った。

 この日の最大魚は吉田さんの36cmだった


       

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最近、朝晩の冷え込みが激しく冬の訪れを間近に感じさせるようになってきました。
しかし、「天然の防寒服」を身にまとっている私は、今でも寝るときはTシャツ&パンツ姿・・・。しかも、朝起きると決まって布団は掛っていない・・・。
それでも風邪をひかない私は「あ〜、俺って健康だな〜」と感心しているが、飯能のパパに言わせると「そ〜じゃねえだろ〜、バ○は風邪をひかないって言うしな〜」と言うことらしい・・・。そんなことはさておき。

11月21日、私は土屋氏が率いる長野支部の若手メンバー7名と一緒に須崎港へ向かった。
珍しい組み合わせだと思う人も多いだろうが、その理由は、南伊豆で開催される予定だった「サンラインカップ磯 南伊豆中木大会」が強い西風により中止となり、二日目の釣りを予定してオキアミをしこたま買い込んできた長野支部のメンバーも「このままでは帰れない」ということで、急遽西風に強い須崎へ場所を変更し一緒に釣行したのだ。

早朝、5時30分。まだ薄暗い中、いつもお世話になっている「すざき丸」に荷物を積み込み出船。沖に出てみるとやはり西風が強く、爪木島から北側でないと竿が出せない状況であったため、爪木島の北側に3名・外浦の地磯に2名降ろし、私は最後に、土屋氏&斎藤氏という「濃いメンバー」で須崎の地磯「尾山」へ渡った。
薄暗い磯の上で「俺は、釣りの前のおしゃべりが大好きなんだよな〜」という土屋氏を囲み、釣り談義やその他もろもろの笑い話で花を咲かせた後に、斎藤氏は船付けの先端部分、土屋氏は外浦港向き、私は斎藤氏の隣へと思い思いの場所に散らばり釣りをスタートした。
磯際へコマセを入れてみると、下にうっすらとエサ取りの姿を確認。コマセと付けエサを同調させると小型のメジナとエサ取りが多かったので、コマセを磯際に入れつつ付けエサの投入ポイントを変更しながらメジナを狙っていくが・・・。小型のメジナは釣れるものの、30cmを超えるサイズはなかなか釣れ上がらない。
外浦向きで竿を出していた土屋氏は、開始早々から20〜30cmのメジナを連続でヒットさせて楽しんでいる様子。斎藤氏も同じように磯際へコマセを入れ付けエサの投入ポイントを変更しながらサイズアップを狙うが、なかなか両型のメジナは釣れ上がらない。
そこで、沖目のポイントが気になっていた私は「斎藤さん、沖にコマセを入れちゃってもいい?」と沖目の浅棚狙いに変更。沖のポイントにコマセを数杯入れ、仕掛けを同じポイントに投げ入れた数頭目・・・。ウキが消しこむと同時にスプールを抑えていた指を弾くようなアタリがあり30cmを超えるサイズアップしたメジナをキャッチ。その後、斎藤さんと一緒に沖目狙いに変更しイサキなども交えてメジナの数釣りを楽しんだ。
数時間後・・・外浦向きで竿を出していた土屋氏も「ちっちゃいメジナしか食わなくなっちまったよ〜」と戻ってきたので、三人一緒に沖目のポイントで数釣りを楽しみました。
他の磯に上がっていた長野支部の仲間たちも30〜36cmまでのメジナは数多く釣れ、おまけにカワハギなどの美味しい魚もキープしていた様子。
今回の釣行では、40cmを超えるメジナは釣れなかったものの、みんなで和気藹々とメジナの数釣りで楽しめた。

最近の伊豆半島は、水温が20℃前後と高くエサ取りも多いが、イサキや青物など多種多彩な魚が竿を曲げてくれて楽しめる。大型の口太メジナを狙うには難しい状況だが、沖目の潮が通す磯では良型の尾長メジナが多く釣れ上がっている。
今後、水温が下がり16℃前後で安定してくれば、エサ取りも少なくなり大型の口太メジナが狙えるようになるだろう。