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『茨城県 鹿嶋市 武井釜ヘッドランド』 梅雨入り間近の関東地方。この記事を書いている最中にも梅雨入りしそうだが、梅雨入りも今年は遅れているようで、あいかわらず気圧の谷間に入り茨城県沿岸はシケ模様です。遅れ気味だった鹿島灘のヘッドランドもまとまった釣果が聞かれるようになり、6月13日（日曜日）に今季はじめて鹿島灘にある武井釜ヘッドランドにクロダイ狙いで出かけて来ました。当日は大潮と重なり速い下げ潮が予想され、おりからのシケで波も高そうだ。目覚まし時計の音で目を覚まし慌てて部屋を出た！『ガタガタ？ドカン！。ボキッ！グチャ...！。』出かける前に自宅の階段で足を踏み外し足首を捻挫...！なんとか歩けるので早朝の3時30分待ち合わせ場所に向け、自宅を釣り場に向けて出発しました。途中、同じクラブの黒須さんと待ち合わせ場所で合流して、鹿嶋市にある武井釜ヘッドランドに向かった。釣り場に着くとやはり波もウネリも高く4m位ありそうです。素早く準備を済ませヘッドランドの内側に釣り座を確保してタックルの準備開始です。当日は波も高く流れも速いのでさばきの良さと視認性の良いサスペンドBYスペシャルの1.75号と砂濁りに同化する、ステルスブラウンのフロロファイタールーツ1.25号をセット、ウキはウキ工房のクリヤー凸の5Bにハリは金龍針の勝負グレの7号をチョイス、まきエサにマルキューのチヌパワーダッシュとチヌパワーMPを各一袋をオキアミ3kgにブレンド、付けエサにスーパーハードBig-Lを用意した。開始して暫くはエサ取りに付けエサは取られるもののハリがかりせず時間だけが過ぎていった。その後、隣の福島県を震源に強い地震が有ったと！釣友から連絡があった。震度5だそうだ。取り敢えず津波は大丈夫そうなので再開です。砂濁りが入りイシモチは入れ食いになっているがイシモチを釣らないように離岸流の中を丁寧に流します。するとソコリ近くに良く釣れるアイナメがヒットするようになり下げ止まりも近そうだ。そこに同じクラブの佐藤くんが合流！『良い潮がきてんじゃん！上げ始めたら食っちゃうよ！』と釣りを開始。離岸流の中をラインコントロールをしながら、ストラクチャー周りを巧みに攻め！予告通り上げに入り、サクッと40cmのクロダイを釣り上げた。『良い仕事してますな...。お見事です。』その後、佐藤くんが黒須さんにそのポイントに入るようにすすめ黒須さんも頑張っています。私は早朝に足首を捻挫してしいまい痛みに耐えながら釣りを......しています。クロダイが釣れれば痛みも忘れるんでしょうが？(笑)そうはいきません。食いが今一つなのでフロロファイタールーツ１号にハリスを替えて狙う事にし、そろそろ痛みも限界に達した？13時頃。遠投したクリヤー凸を離岸流の川の流れに乗せ渓流釣りの要領で竿先でアタリを取りながら流していると！『ガッン〜！。』一気に引き込むアタリです。『あ〜ッ！。食っちゃったかも？』すると捻挫をしているのを知るかのごとくハエ根のキツイ方へと一直線！。『うわ〜ッ！（痛）グン！グン！（痛）』BYスペシャルの視認性は良くクロダイの動きは手にとるように解るのだが？何せ釣り人がヘナチョコです。巻いては『グハ〜ッ（痛）。』竿を立てれば『ズキ〜ン！（痛）。』なんとかウキが浮いてきた！。ルーツの強さを信じ！一気に浮かせた！。『ボカッ！。』45cmクラスの良型です。タモ入れも一発で決まり。なんとか取り込み完了。計測すると45cmのパンパンのクロダイであった。この一枚をとり、もう限界と竿をおさめた。足首を見ると倍以上に腫れてしまい。急いでかかりつけの接骨院に駆け込んだのは言うまでもありません。鹿島灘のヘッドランドは今正に最盛期、シケは多いが梅雨ナギに期待したいところです。 皆さんも是非挑戦してみてはいかが？                                                                                       伊藤 武