「80cm以下はチャリコだよ
と言うことで竜飛岬で大型チャリコ
?・・・ゲット!

 
 先月、6月11日、12日に青森遠征の時、小泊の沖磯、拝み岩で私は道糸4号、ハリス4号をいとも簡単に4発も切られ、青森の大マダイ(80pオーバー)を獲る事だけを夢に見て次は絶対獲ってやるという想いで地元、庄内でも、このタックルでトレーニングを重ねていた所、岡田進氏から青森にリベンジにいかないかと声を掛けられた、私は二つ返事でリベンジに連れて行ってもらう事にした。
 岡田氏曰く、リベンジには4号ハリスを4発も切られているアホ野郎の秋野しかいないだろうと声を掛けたらしい。
7月13日の夜(庄内、鶴岡ではお盆の日)10時過ぎに私の家を出発して、翌日の14日朝3時には青森県小泊の渡船場に着いた。4時30分渡船だったので車で仮眠しようとしたら車の中に蚊がいっぱい入って来てしまっていた。窓を空けてタバコを吸ったり話をしていたりと蚊の侵入をすっかり忘れていた。
 耳元でブゥーンと蚊の飛ぶ音で寝られるもんではない。明かりを付けて二人で蚊の退治!・・・
そうこうしているうちに薄明るくなり、4時過ぎに地元青森の坪田氏が私達と待ち合わせていたのでやってきてくれた。おはようと挨拶を交し、渡船の準備に取り掛かった。
 坪田氏に言われるまま私と岡田さんは黒島の沖側を攻める事に・・・坪田氏は黒島本島の中央付近の出っ張っているポイントから風に向かってメジナを狙っているようだった。
 私達は大マダイしか頭になかったが、釣れてくるのはエサ取りの30cmオーバーのサヨリ、トビウオ、フグ、とエサが残らない状態が続いていたが、際を攻めていた岡田氏が浅棚で30p位のチャリコ(マダイの子)を釣り上げた。
 二人でマダイ居るじゃん、みたいな話になり、その周辺を攻め続けるも、短時間で左右、前後と著しく潮流が変わり安定しない。それでも、二人で30〜35p位のチャリコを6〜7尾とクロダイを3尾上げるがサイズアップすることなく、昼過ぎに雨が強く降り、風も強くなったので早上がりした。
 夕方、"市場調査"を名目に青森の大マダイ狙いでやってきたシマノのロット゛開発の松本志朗さんと青森空港で合流し、その夜三人で盛り上がった。
次の日は、長谷川一也チームウキ工房ブロック長と工藤勝昭支部長、そして「おさかな釣り隊」のかず隊長こと、西 和也さんの心強いアドバイザー軍団を得た。
私と松本さんが昨日岡田さんと二人で狙った磯の裏側にある「黒島の離れ」という磯に乗ったが、激流が流れている。これは釣り難いぞと覚悟を決め、潮変わりがチャンスと思い我慢の釣りを始めた。
 釣り開始から一時間以上経っても、未だ激流が流れ続け仕掛けは150m一気に出て行く。付けエサは残って来ない・・・どうしたら良いのか長谷川氏に電話・・・
 「そこの磯は一級磯なので、チャンスは必ずくるから諦めずに粘った方が良いよ。今に面白い事(バラシ?)がおきるよ、こっちは少し潮がゆるんできたからもう少しでそっちもゆるくなるよ}とアドバイスをくれた。
 そうこうしているうち、長谷川氏の言うとおり潮が緩んできた。当て潮が私の乗っている磯に跳ね返り、磯際約5〜6mの所に潮目ができ、潜り潮が出来ている。私は潮目より遠くに振り込んで潮目まで流し、道糸を回収しながら、潜り潮にウキを入れてやり潜らせて磯際で張って待っていたら、いきなりガツンと竿をひったくられるアタリが!・・・竿先が海面に突き刺さっている。カンダイかなと思うような引きが底に向かって突っ走っていく。糸を出さずに耐え、竿を信じて強引に引き戻した。力が弱まり「アレ、クロダイかな」程度に引きは弱くなったが浮いて来たのは真っ赤な魚態の65cmのマダイだった。松本氏は大きいと言ってくれましたが、私と岡田さんの間ではマダイは80pオーバーなのでチョッと不満ですが、付けエサが残らない状況の中で獲った一尾なのでヨシとし、その日の夜は酒が旨かった。
三日目、赤岩方面に皆で行ったが長谷川氏がカンダイかマダイか判らない奴に一発切られただけで大型のマダイは釣れず、30〜50p前後のマダイ、そしてクロダイの数は上がったが大型マダイのアタリは最後までなかった。
 今回も80pオーバーのマダイを獲る事が出来なかったが、またリベンジに必ず来るので青森のマダイ待っていてください。
 青森の皆さん、ありがとうございました、またお邪魔しますのでヨロシクデス。
                                             
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