
北磯から南磯の大根島に移動してヒット!

40cmにちょっと届かなかったがうれしい1尾だ。

2日目は名もない地磯に入り安部さんと二人で1尾づつゲット!

渡部さんは表磯でこの日3尾取り込んで竿頭!・・・

新人の松本さんも初の磯クロダイを上げ「感激!・・・」
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「そろそろ終わりだな、先週まではよかったのに!・・・」
2年連続、絶好調の宮城県・牡鹿半島の乗っ込みクロダイ
田代島(たしろじま)は、三陸海岸の牡鹿半島の先端にあり「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われている。また、近年は「ネコの島」として知られ、たびたびTVでも紹介されている人口100名ほどの小さな島で島民の多くは漁師だ。
大泊港と仁斗田港の間、島のほぼ中央に「猫神社」があり、島の漁師にとって大漁の守護神である「猫神様」が祀られている。そのため、猫は大事にされ、島内で自然繁殖しており、既に島民よりも数が多いと言う。
そのため、島内では犬は猫の天敵とされ、犬を島内に持ち込むことは禁止されている。島にはガソリンスタンドがないため、油船が2ヶ月に1度寄港し、島にガソリンや灯油を供給している。また、島に学校はなく、
商店 も雑貨店が2軒と自動販売機が数台ある程度で、食堂も無いが民宿は現在7軒ある。
この島には石巻港からフェリー「網地島ライン」に乗船して40分ほどで行けるが、釣り人の多くは給分浜から渡船を利用している。
久しぶりの田代島だったのだが?・・・
「今週、田代に行くんだけど行く?・・・先週100枚以上も上がったらしいよ」・・・と連絡が来たのは「東国原知事」こと福島の国井さん。
ここのところ取材や所属チーム、そしてメーカーの大会やらの連続で海を見ながら釣り禁止!・・・そんな訳でストレス、そして疲労もピークだ。そのため今週は休もうかと思っていたが、100匹以上釣れたとなると休んでいられない。そして田代島も5〜6年行っていないため、立ち上がるだけでも関節がギシギシ悲鳴を上げている老体にムチ打ち、牡鹿半島の給分浜から「第八好漁丸」に乗り込む。すると兵頭船長から
「先週までは良かったのに!・・・ジャミが多いよ」と言う、どこに行っても聞き慣れた一言の先制パンチ!・・・この船長はマルキューのテスター仲間で釣り人としてはたびたび顔を会わせているが、渡船の船長と釣り人の立場で会うのは初めてだ。
「灯台下が食っているから行ってみようか?」ということで田代島目指して港を出るがこの船、やたらと速い!・・・見ると巨大な250馬力の船外機が付いている。通常なら30分前後の航程が10分ほどで田代島の北磯に到着。しかし、どこもすでに釣り人で釣り場がないため、とりあえず小さな沖磯に渡るがウミタナゴやフグ、メバルの猛攻で、まったくエサが入らない。3時間ほどで今度は島の南の「大根島」に磯替えするが、ここでも状況は同じ・・・おびただしいエサ取りだ。ツケエサにはオキアミと練りエサを持参していたが、オキアミは数秒で無くなり、煉りエサには歯型も付かない。こんな状況に手を焼いていると同行の渡部さんが「磯エビとボイルならありますから使ってください」と分けてくれた。
しかし、ボイルはもちろん、大きな磯エビも入らない。そのため、超遠投して、当て潮を利用して手前で仕掛けを馴染ませるとエサが残り、チヌキラー(M)がエサの重さでゆっくり沈み始め、ウキが40cmほどシモったあたりから加速し、竿先を持ち込んだ。
しかし、引きが弱い。
「クロダイですか?」
「うん、だと思うんだけど?・・・小さいよ」手のひらサイズを予想していたが上がってきたのは38〜39cmだ。
水深は6〜7mのポイントだがクロダイは浮いているようで2ヒロ半ほどでアタった。しかし、アタリはこれだけ・・・気温は30℃を超え焼け付くような暑さ、そしてエサ取りに遊ばれ納竿の1時までまったく反応は無く、7名で1尾の貧果で初日は終了。
2日目の朝は小雨模様の中、港を出るが、前日以上に釣り人が多く、やはり釣り場が無い。北磯の先端付近の地磯に渡るが根だらけて満潮時でも水深は2ヒロほどだ。
しかし、仕掛けの準備前にコマセを2〜3杯撒いたがエサ取りが見えない。オキアミを付けて1投目・・・エサが無い。2投目・・・濃い霧でウキが見えないため仕掛けを張って竿先を見ていると竿先がモタれるようにゆっくり曲がり手元までアタリがきた。
前日のクロダイと違い、このサカナは引きが強い!・・・良型を予想したがタモに入ったのは35cmほどの小型だ。強い引きを感じたのは浅場のためクロダイが走ったからだろう。
この後、30分ほどして今度は安部さんが37〜38cmを取り込むがその後はまったくエサが持たない状況になり、さらには時間の経過とともに異常なほど潮が引いて釣りにならなくなり12時に納竿・・・
この日、表磯に入った渡部さんのポイントの沖目はエサ取りが少なく3尾、そして同じ釣り場で松本さんが1尾上げることができたが、その他のメンバーは全滅・・・好調だった今年の田代島の乗っ込みも終盤を迎えたようで、しばらくはお休み、秋磯が楽しみだ。
渡船 第八好漁丸
090-3649-0906
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