新潟・富山の渚釣り歩き

初日(10月11日)新潟・富山県境付近の海岸には2.5mほどの波が打ち寄せている。
「魚津まで行くか?」
40分〜50分走り、魚津漁港のテトラ周りを見て歩くがアオリ狙いの釣り人で埋め尽くされ、まったくスペースが無い。それにしても最近はアオリイカや青物狙いのルアーマンが非常に多い。手軽に狙えるからだろう。
「渚しかないね」と5分ほど新潟方面に戻り経田に行くとテトラや堤防は相変わらずルアーマンで埋め尽くされているが浜には人っ子一人いない。2年前の同時期にセミナーをやった場所だがこのときは手のひらサイズしか釣れなかった釣り場で、ちょびっと不安があったが、波も低いので開始する。
 
開始から1時間ほどで3尾上がるが、やっぱり手のひらサイズから大きくても足の裏サイズ!・・・
「ダメだ、やっぱり小さい」と同行の仲間と早くも浜に座り込む。するとテトラ側に入った仲間が来る・・・
「どうだ?・・・小さいだろう」
「そうですね、大きくても34〜35cmです。国井さんも上げましたけど同じサイズですね」と言う。
「えっ、充分だよ」これで私を含めた周りの仲間もスイッチが入り、黙々とコマセを撒き仕掛けを流すが、竿先だけちょこっと曲げるカイズばかりですぐにまた浜に座り込む。そして斜め前からの風は次第に強くなり非常に釣りにくくなり、翌日開催予定だったMFG上信越大会も中止との連絡が入る。
 
結局この日は長野の斎藤くんの34cmが最大で手のひらから30cm程度が5名で15尾ほどで終わった。
翌日、波は多少落ちてきたが糸魚川付近の釣り場は大きなウネリが打ち寄せ釣り場が無い。再び富山方面に向かって海岸線を走り、沖にテトラが二重入った渚?・・・いや、護岸で竿を出す。
 
この日は大会参加予定だった茨城や長野の仲間も加わり15名で開始する。すると、茨城の黒澤くんが1投目で掛けた!・・・
竿は元から曲がり、良型のようだ。近寄ってみると45cm〜46cmで渚のクロダイの引きの強さに驚いている。
隣で竿を出す伊藤さんが「波打ち際で見えていたんですよ、茨城みたいに遠投の必要ないですね」と、これも驚いていた。
 
「今日はイケるかも?」・・・誰もが思ったが、そのあと、頻繁に竿は曲がるが前日同様、手のひらサイズのカイズ、そしてメジナに悩まされる。
ここで大型が釣れない訳はが無い。しかし、ここは以前、波打ち際にテトラがあったところで、このテトラが流れ出したため、浸食を防ぐのに四角のブロックを浜に敷き詰めた場所でその流れ出たテトラが沈んでいるため、根がかりが非常に多く、大型狙いで仕掛けを這わすことが出来ない。
だが、手のひらに混ざり納竿の3時ころまでに40cm前後が3尾と手のひら足の裏サイズ、メジナも30cmまでは無数(数えなかった)に上がった。
このメジナだが、水温がもう少し下がると40cmクラス、さらに50cmも夢ではないらしい。この日の水温はなんと23.5度!・・・10月半ばと言うのに真夏の海だった。
エサ・問い合わせ えびす釣具店(糸魚川)
0255-53-1363

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