ガッハッハー・・・」
クロダイ番長、伊豆で自己記録更新
とは言っても外道だけどね!



年末と言うのに庄内のバカが伊豆に行きたいと言い出し、それに付き合わされるハメに・・・
12時に北村さんと待ち合わせて伊豆に向かう。車中では30分ほど静かになったが、すぐに目を覚まし「あぁーだ、こぅーだ」とホザいている。
妻良を予定していたのだが、西風が吹き始めたと言うことで、松崎に向かい、まつざき丸に乗り込む。
「岩地大根でも行って見るかい?」
「ハイ、それと船長、お願い聴いて・・・」
「なに?」
「ちょっと遠いけど石部大根に、あのバカ渡してくれる。たまにはお土産釣らせないと」
「ああ、良く来る山形の人かい、いいよ」と言うことで、大宮の一等地にある大地主のボンボン、矢島博之くん、三島の高橋浩司さん、それと一般のお客さんを交えて4名を岩地大根に降ろし、まつざき丸は庄内のクロダイ番長、秋野 豊、北村則康さん、ムコ殿の田中達也を乗せてその先の石部大根に向かう。
岩地大根の釣り場は西からのちょうど良いウネリが入り、地方にサラシが延びていて、いかにも釣れそうな雰囲気!・・・東の先端(石部向き)は波で入れないため、その手前に矢島くん、私は例によって船着場、少し離れた左に高橋さんが入り開始する。
私の仕掛けは新発売の「フィールドプラス(SS)」の00をセットし、2ヒロ半でスタート・・・
状況的には大型の釣れる条件が揃っているのだが、しかし、エサがもたない!?・・・タナを2ヒロ、1.5ヒロと浅くすると1ヒロちょっとで手のひらほどの小ッ葉がハリがかりするようになったが、よくても30cmどまりでサイズアップしない。
矢島くんも同様でリリースを繰り返している。そして時間の経過と共に、上げ潮と重なって波が高くなり、磯の中央や矢島くんの足元を波が抜けるようになった。私の釣り座も跳ね返りの波で被り始めたため、少し高いところに移動する。
背後から「ドッ、ド、ドーン」と大きな音を発てて磯を抜ける波!・・・後ろが気になり集中できない。
サラシはますます大きくなり、仕掛けが安定しないため、ウキを「フィールドプラス(SS)」の0に交換し、ハリスにジンタンの5号を打つ。しかし、このころから深ダナまで、ときどきエサが残るようになるが、食って来ない。そこでマルキューから新発売された「特選ムキエビ」をハリに付けると、1発目からアタリ!・・・
「矢島くん、ムキエビで食ったよ」と目標に1cm足りないが39cmをタモに納め、再開するとムキエビなら1投1匹、オキアミに変えるとエサは残ったまま!・・・
満潮まであと30分・・・この時合いを期待したのだが残念ながら限界!・・・まつざき丸に乗り込み白根に移動するが、白根はネンブツダイ、アイゴの当歳魚の群れで釣りにならず、なんとか30cmほどを上げるが大型のヒットもないまま、磯上がりとなった。石部大根組もこの後、1時間ほどして「松の下」と「落石」に磯替えしたが、なんの連絡がない。
「ざまぁーみろ、今日はオレがいただき」と思い、港に戻ると番長が・・・
「ガッハッハー、オレがいただき・・・なんだ岡田さんのは小ッ葉じゃーねぇーか」とバッカンから取り出したのは、まさか、まさかの47cmの良型!・・・しかし、移動して上げた良型メジナだが、クロダイ場所の落石で底に這わせていたらしいから、狙いはクロダイだったはず。
と言うことで、このメジナはクロダイの外道だ。以前にも白根でメジナを狙っていて当時、番長の自己記録となる54cm
クロダイを釣り、今回はクロダイを狙ってメジナの自己記録!・・・(たまには本命を釣ってみろ

この夜は仁科の紋蔵屋に泊まり、オヤジと11時過ぎまでスナックで歌いまくり、飲みまくり、翌日は仁科の磯で小型ながら遊んで帰路に着いた番長だが、この帰りの車中で庄内の仲間に・・・
「明日の明け方までに着くから6時集合な・・・」と伊豆で残った満タンの「ぬか床バッカン」を持って庄内の磯で夕方まで竿を出したと言うから、空いた口がふさがらない。
あきれた”釣りバカ”・・・秋野 豊だ。

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