2003年西伊豆・田子磯のグレ事情
第4弾 
クチブトとオナガが入れ替わった?
     徐々にサイズアップする青根のオナガメジナ 
薄曇りでベタ凪 気温は26℃前後で最高の釣り日和に恵まれた
35cm前後の中型オナガグレが飽きない程度に竿を曲げる この日の最大魚はオナガグレの42cmで楽しめた
37〜38cmまでで、得意の念仏釣法は炸裂しなかったが楽しめたようだ 手持ちの写真は39cmのオナガグレだが磯上がり直前にクチブトの
41cmをゲットしたが写真はボツ!?・・・クチブトは外道!
田子磯のメジナはクチブトが主流だったが今年はオナガが主流となっている。
これまで40cmアップのオナガも時々上がっていたが25〜30cm前後が多く、狙って釣れるサカナではなく、良い型は口太メジナだったが今年は5月頃からは徐々に35cm前後の中型のオナガ、そして40cmアップも釣れ出し、現在では中型主体ではあるが40cmアップも顔を見せるようになった。

前回は南西からのウネリが高く、沖向きに構え朝イチからバッカンを流し、ズブ濡れになった同行者も居たが、この日はベタナギ・・・夜釣り組と入れ替わり早速開始するが非常にエサ取りが多い。夜釣り明けだからだろうか?
前回、磯ぎわは大型のアオブダイに邪魔され、少し沖目を狙っての釣果だったが、今回は1時間経過してもアオブダイが見えない。

「良型は磯ぎわ・・・か?」磯ぎわにはスズメダイ、ハコフグ、チョウチョウと相変わらずだが多めにコマセを入れるとそれらエサ取りは消える!・・・またアオブダイか?・・・

エサからそっと仕掛けを入れると馴染むと同時に竿先が海中に突き刺さるアタリ・・・!
糸を出さずに堪えられたので大型ではないのは分かったがやっぱりオナガの鋭い突っ込みは楽しい!
「目標達成(40センチアップ)・・・だろう?」
「残念ながら1センチ足りません」
「オマケして」
「ダメです!」

北村さんは前回の念仏釣法が忘れられないのか前回と同じ先端から少し入った富士山向きを狙っているがアタリが無い。沖向き狙いの角田さんも朝イチでバラした後は木っ端とブダイしか釣れないらしい。
私が磯ギワで喰わせているのを見て・・・
「青ブー見えないですね、隣に入っていいですか?」と、この日ワンドの奥で竿を出す私の更に奥で角田さんは釣り座決め、開始すると・・・

「きたァ-ッ・・・あっ、ヤラれた!」とお馴染みのセリフ!
角田さんは2号通しの仕掛けで最初は「やんちゃグレ」のOで1.5ヒロ固定狙っていたがハリを飲まれチモトから切られることが多い。そのため、小型棒ウキの「グレ無双」の0にチェッジしてからは飲まれて切られることが少なくなったようだ。スパっと入る最初のアタリでアワせるためだろう。
私は「やんちゃグレ」SサイズのOOでハリスは1ヒロの固定仕掛けをビンビンに張って竿先のアタリを合わせているが、飲まれる確率は少なくチモトから切られることは1度で済み、40cm前後は6尾で最大で42cmだったが釣れたメジナはすべてオナガメジナだった。

3時を過ぎのゴールデンタイム!・・・角田さんはアタリの無くなったワンド奥から朝イチでバラしたと言う沖向きに移動・・・そして掛けた!・・・そしてそして今度は根に張り付かれた。そしてそしてそして根に張り付かれながらも出してタモに納めたのはこの日、唯一のクチブトで41cmだった。


渡船 万集丸 09042010017